「グランピング×食育」をコンセプトに、オープン以来、調理体験や近隣の自家農園での収穫体験など、季節によってさまざまな体験コンテンツを実施しているファームグランピング京都天橋立。ここでの滞在や体験を通して、子どもたちが、誰かと一緒に料理や食事をする楽しさを味わったり、食べることの幸せを感じたり、食に対して感謝の気持ちが持てるようになったりしてほしい。それがコンセプトに込められた思いです。
そんなファームグランピングにママと一緒に遊びに来てくれたのが、元気いっぱいのりんくん。調理体験でポップコーンづくりに挑戦します!
チェックイン後、調理体験をするCooking Terrace Funにはりきってやってきたのは、5歳のりんくん。ママとおやつ作りと聞いて、ワクワクが止まらない様子です。
「ポップコーンにポテトチップス、ピザ。今日は何をつくってみたい?」
スタッフに聞かれて思わず悩んでしまうりんくん。「どれもやってみたいなー」という表情でしばらく悩んだりんくんは、ママと相談して、ポップコーンづくりに挑戦することに。
どうやら、ポップコーンがどうやってできるのか、りんくんはとても興味があったようです。
確かにポップコーンは子どもが大好きな定番のおやつではありますが、ポップコーンが何からどうやってできるのか、どうしてあんなに膨らむのかは、小さなお子さんにとって大きな謎ですよね。
りんくんも「どうぞ」と手渡されたトウモロコシの粒をしばらく不思議そうに眺めていました。「これがポップコーンに…?」とつぶやきながら、まずはフライパンに種を入れてみます。
ちなみに、ポップコーンができるトウモロコシは、爆裂種という種類のトウモロコシだけ。何でもいいというわけではありません!トウモロコシと聞くと、私たちが普段よく食べているスイートコーンを思わず思い浮かべてしまいますが、スイートコーンではポップコーンにはならないのです。
つまり、りんくんがフライパンに入れたポップコーンの「もと」は、爆裂種のとうもろこしを乾燥させたもの。これを加熱することで、ポップコーンが出来上がります。
「わー!膨らんできたよ」
フライパンを覗き込みながらフライパンをゆすっていたりんくん。乾燥したトウモロコシの粒が、いつも目にするおなじみの白いポップコーンへと変身していく様子にキラキラと目を輝かせます。ポンポンとフライパンの中で弾ける音にも大興奮です。
ちょっとフライパンの中が静かになってきたら、ポップコーンの出来上がり!ママが蓋をそーっと開けると、フライパンから湯気が立ち上り、香ばしい香りが辺りに漂って、食欲がそそられます。もちろん、りんくんもママも思わず出来立てをつまみぐい。ほかほかのポップコーンは間違いなく美味しいですよね!
最後は5種類のパウダーから好きなものをふりかければ完成!3種のチーズ、のり塩、ガーリックバター、バーベキュー、そして激辛デビル…5種類もあるとさすがにどれにしようか迷ってしまったりんくんでしたが、ママのアドバイスでバーベキュー味に決定!海を臨む美しい宮津の景色を眺めながら、ママとポップコーンをほおばりました。
調理体験は、今回りんくんが挑戦したポップコーン以外にも、ピザづくりやポテトチップスづくりが体験できます。また季節によっては、野菜をたっぷり入れてつくるカップケーキなどのスペシャルメニューが登場することも!どんな体験ができるのか、ここへ来たら要チェックです。
ファームグランピングの調理体験では、子どもたちの「なぜ?」に大人が耳を傾け、疑問に思ったことは調べたり、ちょっとした雑学を交えたりしながら調理を進めていくと、より楽しみながら体験ができます。
ファームグランピング京都天橋立へお越しの際は、ぜひ親子で調理体験を楽しんでみてください。もちろん友人やカップル同士でもOK。出来上がるまでの工程を知り、みんなで一緒に作ったものを食べると、食事はいつも以上においしく感じられることでしょう!